北海道旅行で人気の観光地・小樽。運河や歴史的建造物、海鮮グルメなど見どころが多く、札幌から日帰りでも訪れやすいエリアです。
一方で、夏の小樽はイベント開催や観光シーズンピークと重なり、「思ったより混雑していた」「事前に知っておけばよかった」と感じる場面も少なくありません。
この記事では、夏に小樽を訪れる方に向けて、旅行前に知っておきたいポイントを7つ紹介します。
目次
1)おたる潮まつり開催期間の観光に注意
おたる潮まつりとは?

引用元:おたる潮まつり公式サイト https://otaru.ushiomatsuri.net/
おたる潮まつりは、小樽市を代表する夏のイベントです。
海への感謝と街の発展を願って開催される祭りで、北海道公式観光サイトによると例年100万人規模の来場者が集まる小樽最大級のイベントです。
2026年の開催日と注意ポイント
2026年は開催第60回目の節目であり、7/24~7/26の3日間にわたり例年より多くの来場者が訪れると予想されます。
そのため開催期間中は、普段の小樽観光とは異なる状況になることがあります。
例えば、
- 小樽運河周辺の歩行者が増える
- 周辺道路で交通規制が実施される
- 飲食店、カフェが混雑する
- 駐車場が満車になりやすい
- JRやバスが混雑する
といった影響が考えられます。
特に車で小樽を観光する予定の方は、交通規制や駐車場情報を事前に確認しておくと安心です。
※交通規制の詳細は毎年変更されるため、おたる潮まつり公式サイトで確認してください。
小樽観光の日程とおたる潮まつりが重なったらどうする?
もし旅行の日程がおたる潮まつりと重なった場合、無理に小樽を避ける必要はありません。
なぜなら、おたる潮まつりは年に一度しか開催されないイベントであり「花火大会、潮ねりこみ、屋台グルメ、港町ならではの賑わい」など、通常の小樽観光では体験できない雰囲気を楽しめるからです!
一方で、「静かに運河を散策したい」「人気店を効率よく巡りたい」という方にとっては、祭り期間は混雑が負担になる可能性もあります。
その場合は、朝の時間帯を上手くスケジュールに組み込んでみたり、目的観光地やスポットの事前予約を活用するのがおすすめです。
小樽運河周辺は夕方以降が最も賑わう

写真を撮るなら午前中がおすすめ
小樽運河といえばガス灯が灯る夜景が有名ですが、写真撮影を目的に訪れるなら午前中も魅力があります。
昼間は運河沿いの倉庫群や石造りの建物がはっきり見えるため、小樽らしいレトロな街並みを写真に収めやすくなります。また、夜景の時間帯と比べて人通りが少ない傾向があるため、運河を背景にした写真を通行人に気兼ねなく撮りやすいのもメリットです。
夜はロマンチックな雰囲気を楽しみたい人向け、昼は建物や港町らしい景観をじっくり撮影したい人向けと考えると良いでしょう。
人気スポットではマナーを大切に
近年の小樽では、観光客による無断立ち入りや道路上での撮影が問題となっています。
2025年には、小樽市内の有名撮影スポット周辺で観光客の危険行為が増えたことを受け、警備員の配置などの対策が実施されました。
観光中は特に次の点に注意しましょう。
- 車道で立ち止まって写真撮影をしない
- 私有地へ立ち入らない
- 住宅の敷地内を撮影しない
- 通行人の妨げになる場所で立ち止まらない
- 立入禁止エリアには入らない
観光地としての魅力を守るためにも、ルールや案内表示に従って行動することが大切です。
小樽観光は徒歩だけだと意外と大変
小樽運河や堺町通り周辺は徒歩観光に向いていますが、小樽市内全体を見ると坂道が多く、想像以上に歩くことがあります。
特に、「小樽運河、堺町通り、オルゴール堂周辺」を巡った後に、「船見坂、天狗山、祝津エリア」まで徒歩で移動するのは現実的ではありません。
小樽観光にレンタカーは必要?

小樽観光を計画する際、「レンタカーを借りた方がいいのかな?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、小樽運河や堺町通り周辺を中心に観光する場合は、徒歩やJRだけでも十分に楽しめます。実際に小樽駅から運河周辺までは徒歩圏内で、人気観光スポットも比較的まとまっています。
一方で、次のような旅行プランを考えている場合はレンタカーがあると便利です!
- 天狗山の夜景も見たい
- おたる水族館まで足を延ばしたい
- 余市や積丹もあわせて観光したい
- 荷物が多い
- 小さな子ども連れで移動したい
- 限られた日程で効率よく回りたい
特に夏の北海道旅行では、小樽だけでなく余市や積丹まで訪れる方も少なくありません。積丹半島の絶景スポットや余市の観光施設は公共交通機関でもアクセスできますが、本数が限られるため移動時間が長くなる場合があります。
そのため、「小樽市内だけをゆっくり散策する旅行」なら公共交通機関、「小樽を拠点に周辺エリアまで楽しみたい旅行」ならレンタカーがおすすめです。
旅行プランがまだ決まっていない方は、レンタカー料金や乗り捨ての可否を事前に比較しておくと、旅程を組みやすくなります。
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歩きやすい靴と暑さ対策を忘れずに
小樽観光では想像以上に歩く場面があります。小樽運河や堺町通り周辺を散策するだけでも、気付けば1万歩以上歩いていることも珍しくありません。
そのため、サンダルやヒールよりもスニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。観光の後半で足が疲れてしまうと、せっかくのグルメや景色を十分に楽しめなくなることもあります。
また、「北海道だから涼しいだろう」と思っている方は注意が必要です。
小樽の8月の平均気温は20℃台前半ですが、近年は日中に30℃近くまで気温が上がる日もあります。
夏の小樽観光では、
- 歩きやすいスニーカー
- 帽子
- こまめな水分補給
- 日焼け止めなどの日焼け対策グッズ
- 薄手の羽織り
を用意しておくと安心です。
特に運河周辺や堺町通りは日差しを遮る場所が少ないエリアもあるため、熱中症対策をしながら観光を楽しみましょう。
小樽・青の洞窟クルーズを予約する前に知っておきたいこと

洞窟の中に入れない場合がある
小樽観光の人気アクティビティとして知られる青の洞窟クルーズですが、現在は多くの事業者で洞窟内部への進入を行っていません。
2025年7月に青の洞窟付近で落石が確認されたことを受け、青の洞窟・窓岩周辺海域等利用協議会は安全確保のため洞窟内への進入中止を決定しました。
※2026年度も進入中止は継続されています(2026年7月6日時点)
そのため現在のクルーズは、
- 洞窟入口付近まで航行する
- 洞窟周辺の景観を海上から楽しむ
- 国定公園の海岸線や奇岩を見学する
のプラン組みをしている事業者が多いです。「青の洞窟クルーズ=洞窟内部に入る」と考えている方は、予約前に各事業者の案内を確認しておきましょう。
洞窟に入れないなら行く価値はない?と思う方へ
青の洞窟という名前から、「洞窟に入れないなら意味がないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。
しかし実際には、クルーズの魅力は洞窟だけではありません。
船上からしか見ることができない断崖絶壁や奇岩群、ニセコ積丹小樽海岸国定公園の海岸線など、小樽の海ならではの景観を楽しめます。小樽・青の洞窟協議会も、洞窟以外にも海上から見られる絶景があることを案内しています。
「洞窟探検」というより、「小樽の海上観光クルーズ」として考えて体験すると事前の期待感と満足度のギャップが少なくなるでしょう。
当日の天候より「海の状態」が重要
クルーズは晴れていても運航できない場合があります。
なぜなら、協議会では運航基準として風速や波高などの安全基準を定めており、安全判断は天気だけでなく「波の高さ、風の強さ、視界」などの海況が重視されるからです。
旅行日程に余裕がある場合は、「小樽滞在初日に予約する」「別日に振り替えられるようにする」などの計画を立てておくと安心です。
小樽観光の「ついで」に入れると時間が足りなくなることも
小樽の青の洞窟クルーズの所要時間は、事業者によって多少異なりますが「おおむね70〜80分前後」です。
ただし、実際に観光スケジュールに組み込む際には注意が必要で、乗船時間の他に受付や乗船準備の時間も加味しておく必要があります。
なので、観光スケジュール的には「1時間半〜2時間程度」を見込んでおくと安心です。
「運河を散策して、寿司を食べて、その合間に青の洞窟へ行こう」と考えていると、想像以上に時間が足りなくなることがあります。特に日帰り旅行の場合は、青の洞窟クルーズを旅程のメインイベントの一つとして時間を確保しておくのがおすすめです。
小樽グルメは「旅の目的」に合わせて選ぼう
小樽には寿司や海鮮丼をはじめ、スイーツやご当地グルメなど多くの名物があります。
そのため、現地に着いてから店を探し始めると、真夏の暑さの中で複数の店舗を歩いて回ることになったり、大行列に並ぶことになったりする場合もあります。
限られた旅行時間を有効に使うためにも、事前に「今回の旅行で何を重視するか」でお店の候補を決めておくのがおすすめです。
小樽らしさと夏の味覚を楽しむなら寿司・海鮮丼

「せっかく北海道まで来たのだから、新鮮な海鮮を味わいたい!」という方は、寿司や海鮮丼の名店を軸に選ぶのがおすすめです。
夏の北海道は海の幸が豊富な季節でもあります。漁や入荷状況によって提供内容は異なりますが、ウニやイカなどを目当てに訪れる観光客も少なくありません。

【人気店を厳選】小樽で味わうウニ丼特集
観光地によっては「とりあえず海鮮丼を食べる」で終わってしまうこともありますが、小樽には寿司店や海鮮料理店が数多くあるため、事前に「寿司を食べたいのか」「海鮮丼を食べたいのか」を決めておくと店選びがスムーズになりますよ。
一方で、人気店は待ち時間が発生することもあり、夏休み期間や週末は行列ができる場合があります。また、他のご当地グルメと比べると食事代が高くなりやすい点にも注意が必要です。
「小樽でしかできない食体験を優先したい」「北海道らしい夏の味覚を楽しみたい」という方に向いている選択肢といえるでしょう。
観光時間を優先するなら食べ歩きやご当地グルメ

引用元:かま栄公式サイト https://kamaei.co.jp/
「限られた時間でできるだけ多くの観光スポットを回りたい」という方は、食べ歩きや比較的短時間で利用しやすいご当地グルメがおすすめです。
小樽には、かまぼこで有名な「かま栄」の商品や、若鶏半身揚げ、小樽あんかけ焼そばなど、気軽に楽しめるグルメが数多くあります。
特に堺町通り周辺は観光スポットが集まっているため、散策しながらグルメを楽しみやすいエリアです。
寿司店のように長時間並ぶリスクが比較的少なく、観光スケジュールを立てやすいのもメリットです。
「食事そのものより観光を優先したい」という方は、こうしたご当地グルメを選ぶと効率よく小樽を満喫できます。
写真映えを重視するなら小樽スイーツ

引用元:小樽洋菓子舗ルタオ公式サイト https://www.letao-brand.jp/
旅行の思い出を写真に残したい方には、小樽スイーツがおすすめです。
小樽には洋菓子店やカフェが多く、歴史ある建物を活用した店舗やレトロな雰囲気を楽しめる喫茶店もあります。
また、観光スポット周辺にはテイクアウトできるスイーツも多く、ルタオなどの人気スイーツを購入し、運河や歴史的建造物を背景に写真撮影を楽しむのもおすすめです。
特に女子旅やカップル旅行では、寿司や海鮮丼とは違った小樽の魅力を味わえるでしょう。「グルメも観光も写真も楽しみたい」という方は、スイーツを旅程に組み込んでみるのもおすすめです。
夏の小樽旅行は「半袖+羽織り」が基本

日中は半袖で過ごせる日が多い
7月〜8月の小樽は、日中の最高気温が25℃前後まで上がる日が多く、観光中は半袖で快適に過ごせることがほとんどです。
一方で、近年は30℃近くまで気温が上がる日もあり、「北海道だから涼しいだろう」と油断していると想像以上に暑く感じることがあります。
特に運河周辺や堺町通りは日差しを遮る場所が少ないため、帽子や飲み物を用意するなど暑さ対策も意識しておきましょう。
夜の運河散策や海沿いは肌寒く感じることも
一方で、小樽は海に面した街のため、夕方以降は風が強く感じられることがあります。
運河のライトアップや港周辺の散策を予定している場合は、日中と同じ服装では少し肌寒く感じることがあるので注意しましょう。
薄手の羽織りを1枚持っていこう
旅行中の荷物を増やしたくない方でも、最低限薄手のパーカーやカーディガンが1枚あると安心です。
「北海道だから涼しいだろう」と厚着をする必要はありませんが、「夏だから半袖だけで大丈夫」と考えるのも少し危険です。
特に朝晩まで観光を楽しむ予定の方は、体温調整しやすい服装を意識しましょう。
小樽観光は「半日」か「1日」かを先に決めよう

運河と堺町通りだけなら半日でも楽しめる
小樽運河や堺町通り周辺は観光スポットが集まっているため、散策や食べ歩きを中心に楽しむのであれば半日程度でも十分満喫できます。
札幌からJRで訪れ、日帰りで観光する方も少なくありません。
青の洞窟や天狗山も行くなら1日ほしい
一方で、
- 青の洞窟クルーズ
- 天狗山
- おたる水族館
- 祝津エリア
なども訪れる場合は、想像以上に移動時間がかかります。
「運河を見て終わり」ではなく、小樽の自然や景色も楽しみたい方は、1日かけて観光する前提で計画を立てるのがおすすめです。
夜景まで楽しむなら宿泊も検討しよう
小樽の魅力は昼だけではありません。
ライトアップされた小樽運河や、天狗山から眺める夜景など、日没後だからこそ楽しめる景色もあります。また、夏の観光シーズンは日中の観光客が多いため、宿泊して朝の静かな運河周辺を散策するのもおすすめです。
「小樽で何をしたいか」を念頭に訪れるスポットを決めておくと、日帰りで大丈夫か、宿泊するか判断しやすくなるでしょう。
まとめ
小樽は運河や歴史的建造物、海鮮グルメなど見どころが多く、札幌からの日帰り旅行でも楽しめる人気観光地です。
一方で、夏はおたる潮まつりの開催や観光シーズンと重なるため、事前に情報を確認しておくだけで旅行の快適さが大きく変わります。
特に初めて小樽を訪れる方は、次のポイントを押さえておくと安心です。
- おたる潮まつり期間は交通規制や混雑に注意する
- 小樽運河の写真撮影は午前中もおすすめ
- 小樽市内は想像以上に歩くため、靴選びが重要
- 青の洞窟クルーズは予約前に最新の運航情報を確認する
- グルメは旅の目的に合わせて事前に候補を決めておく
- 夏でも朝晩は羽織りがあると安心
- 小樽観光に必要な時間を事前に考えておく
小樽は「とりあえず行けば楽しめる街」でもありますが、少しだけ準備しておくことで、混雑や移動のストレスを減らし、限られた旅行時間をより有効に使うことができます。
これから小樽旅行を計画している方は、ぜひ自分の旅の目的に合わせてスケジュールを組み、港町ならではの景色やグルメを満喫してください。




